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1996年当時は、日本人と中国人のいでたちは明らかに違いました。顔つきが似ている日本人が中国人に見られないのは、服装も髪型もまったく違うからと言われました。数年前も、まだまだ差がありました。けれども、いよいよ、北京のような大都市では、若い女性のファッションは、日本と大差がなくなっています。
例えば2006-2007年の冬、日本でも大流行したブーツイン(ロングブーツの中にデニムなどのボトムスを入れて着こなすファッション)は、リアルタイムで流行していました。寒い北京の冬に適合しているというのもあるのでしょう。その数は、日本で見るよりも多かったほどです。
10年前には夜の商売女≠ニ決めつけられ、数年前でもほとんど見かけなかった冬の北京のスカートスタイルは、まだまだ少数派とはいえ、現在、確実に増えてきています。たいていは、ロングブーツとの組み合わせです。スカートだけでなく、ついに、ハーフパンツ(ここしばらく季節を問わず流行していて、中高生をはじめ、20〜30代のOLのあいだでもスタンダードに昇格した膝丈のパンツ)まで出現しています。
以前は、服はいろいろあっても、センスのいい靴やバッグはありませんでした。けれども、靴に関してはかなり進化してきました。バッグはまだまだだと思います。ヴィトンやグッチはたまに見かけますが、日本のようにいろいろなブランドが浸透しているわけでもなく、安くて可愛いものが豊富にあるわけでもなさそうです。
髪型も、10年前はストレートロングが圧倒的主流を占めていましたが、数年前にはカラーリングや梳いた髪も出始め、現在は、茶系のニュアンスのあるロングヘアが主流になりつつあります。メイクに関しては、例えばスーパーでもグロスが売られているほど、日本とアイテムに大差はないのですが、センスや技術は、まだまだ研究熱心な日本女性には敵わないように思います。
書店でも街角でも、日本のリメイク版もしくは真似と思われるファッション雑誌が並べられていますし、パッと見、日本人か中国人かわからない女性が確実に増えています。全体的に洗練されてきたということです。その現象は地方都市や農村においても同じで、垢抜け度は落ちるものの、雰囲気としては同様です。
このように、20〜40代の女性のファッションが確実に進化を遂げている一方、男性または年配の女性までは行き渡っていないようです。日本では、60代・70代の女性はパワー全開で、ひとつの文化を作るぐらいの勢いがありますが、中国では、その年代は立派な老人です。また、男性のおしゃれはいまひとつ元気がなく、女性に押されている感じで、いわゆるイケメンもまだまだ少ないように思います。何処も、経済は若い女性が引っ張っているということでしょうか。
ところで、中国は、ビジネスファッションも、全体としては日本よりカジュアルであるように感じます。職種によってはスーツにネクタイですが、企業の社長でも、秘書でも、プロジェクトマネージャーあたりでも、日曜出勤のようなラフないでたちであることも多いようです。また、スーツであっても、ブランドもののニットを着ていても、男女を問わず、中国の防寒着は、いまのところダウンが圧倒的多数を占めます。ですから、ウールのコートやトレンチですと、どんなに素敵なものでも、より現地に馴染むという意味では浮いてしまうかもしれません。
それから、現地の婦人服ですが、中国人女性の平均身長が日本人女性よりも高いということなのでしょうが、160aぐらいで最も小さいサイズですので、小柄な女性ですと、現地調達が難しいこともあるかもしれません。その場合も、そごうや伊勢丹、イトーヨーカドーなどの日系デパート等でしたら問題はないと思います。
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