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中国ビジネスマナー入門
中国ビジネスマナー入門 その4 2007 情報編

最近では、日本人が旅行、出張、駐在などで中国へ行く機会がぐんと増えました。いまや中国は、私たちにとって身近な国であると言えます。けれども、中国人と私たち日本人は見た目は似ているのに、どうしてこんなに違うのか、いったいどう付き合えばよいのかわからない、という声をたびたび耳にします。また、中国人は信じられない、という人もよくあります。

本当のところ、中国人はなにをどう考えているのでしょうか?近くて遠い国、中国なのでしょうか?近くて近い国、中国なのでしょうか?どちらにしても、中国人と上手に付き合っていけるかどうかが、人間関係がものをいう中国でのビジネス成功のひとつの鍵となることは間違いないでしょう。

そこで中国人の思考回路と習慣のナゾに迫るとともに(?)、私自身の経験をベースに、中国人と接するときのマナーを中国人を理解するという姿勢で考えてみました。

※ 2007/03 時点の情報に基づき記しています。

中国ビジネスマナー入門 その4 2007 情報編
中国の車事情 銀行口座を開設する ホテルの選び方
北京の物価 中国トイレ事情 北京コンビニ事情
中国ファッション事情    
 
中国の車事情

中国人のマイカー所持率は、年々高くなっています。排気量1,300ccクラスの国産車で、80万円ぐらいからあるようですので、価格は日本より少し低めと見ていいでしょう。日本人は、新車購入の際、ローンを組むことが多いと思いますが、中国では日本のようには気軽に組むことができないのか、即金ということも多いようです。

国産車のエクステリア、インテリアともにデザインはなかなかのものです。ですから、見た目は、日本車と大差ありません。ところが、乗ってみると、日本車がいかに優れているかがわかります。例えば、日本車でしたら、100万円ぐらいの1,000ccクラスの車が120キロで高速を走っても、静かですし、まだ余力がありますが、中国車の場合は、100キロでもかなり音がうるさく、息切れしているという印象を受けます。車体やエンジンに安定性や余力がないのかもしれませんし、細かいところがまだまだ行き届いていないのだと思います。

日本では、最近の主流は、ハッチバックやミニバンです。また、外車や高級車にこだわる人もいる一方、手頃な国産車で満足する人も大勢います。つまり、日本では、いまや車は富の象徴でもなんでもなく、移動するための道具にしか過ぎない、あるいは趣味ということなのです。

これに対し、まだまだ発展途上の中国では、車は豊かさの象徴であるような部分が大きいかと思います。セダンが圧倒的に多く、ハッチバックやミニバンはほとんど見かけません。フォルクスワーゲンはかなり多く見かけますが、それは、フォルクスワーゲンが早い時期に中国に進出したからだと思われます。また、中国人が好む日本車は、人によりそれぞれのようです。

また、輸送トラックは、ぞっとするほど巨大で薄汚れていて、荷物を無理やり荷台に積み上げ、振り落としそうにしながら走っています。

 
銀行口座を開設する

10年前は、中国の銀行は、お昼になると2時間ぐらい閉まってしまうところもあり、ずいぶん閉口したものです。けれども、いまや、24時間ATMだけでなく、日曜日でも窓口営業している銀行も出現しています。アメまで置いてあり、説明もそうぶっきらぼうでもなく、なかなか親切です。

中国で外国人個人が口座開設する方法は、とても簡単です。パスポートを持参して、開設したいと伝えるだけです。預金も不要です。その場でカードを作ってくれます。通帳はなく、カードだけです。その場合、通貨は元になり、ATMでいつでも出し入れ可能です。外貨(円またはドル)の口座を作る場合も、パスポートと預金を持っていけば大丈夫です。ただし、外貨のATMはないと思います。

中国人に送金する場合は、例えば、中国銀行では、相手に日本円と元のマルチ口座を開設してもらえば、日本円でも元でも送金することができ、相手は日本円を優先的に元に換えることができます。

ただし、中国では、法人名義の口座を開設する場合は、様々な書類/証明書が必要となります。

 
ホテルの選び方

中国の各都市へ短期出張あるいは、都市を拠点として観光等するのであれば、チケットとホテルを別々に予約するよりも、やはりフリーツアーが経済的です。延泊も可能です。ツアー代が高いのは、年末年始、春休み、ゴールデンウィーク、お盆、9・10月の旅行シーズンで、冬場は底値、次いで、11月、春、夏という順に高くなっていきます。

ツアーですと送迎バスもありますから、ある意味便利ですし、快適です。中国に慣れていない場合は、タクシーに乗ることは危険ですし、空港バスはかなり混んでいて、行き先もいろいろあり、その場で探すのは大変ですので、ツアーの送迎バスを利用するのが最もスムーズだと思います。日本語の堪能な旅行会社のガイドさんが、現地ツアーなど誘ってきますので、少々鬱陶しく、お仕着せの旅になってしまうかもしれませんが、それを差引いても利用する価値はありだと思います。

選ぶホテルのグレードですが、ビジネスにおいては、シャワーが出て、トイレが流れて、ベッドが清潔で、鍵がしっかりかかるならば、特にリッチなホテルは必要ないように思います。忙しいほどホテルに滞在している時間は短く、単に眠るだけだからです。フリーツアーでは、Cグレードのホテル(例えば冬場で延泊6,000円/1泊ぐらい、ただし個人的に予約すると約10,000円/1泊)でも、十分快適です。ロビーも狭く、エレベーターも近く、ついでに銀行もすぐ隣にあったりと、あんがい使い勝手がいいのです。

Lグレード以上のホテルであっても、時には物が盗まれることもありますし、外国人が宿泊しないようなローカルなホテルでも安全なところもありますので、一定のレベルは必要であっても、グレードが高いから安心とも限りません。ですから、ホテルは、グレードよりも、ロケーションや利便性を基準にして選んだほうがよいともいえますし、Bグレードであればビジネスには十分かと思われます。ホテルのグレードによって商談が不利になることはないと思います。肝心なのは、本人の能力ですから。

都市を拠点として地方都市へ向かう場合は、飛行機(予約にはパスポートが必要です)や列車等もホテルも個人で予約することになりますが、ホテルに関しては、1部屋5,000円ほどで、都市のB・Aグレードのホテルに泊まることも可能です。このようなホテルでは、カードでの支払いも可能です。

 
北京の物価

2006年12月現在の北京の物価は、スーパーで売られているような食品等のいわゆる日用品は、日本の約1/3です。また、同じスーパーで販売されているものでも、化粧品や家電、携帯などのいわゆる嗜好品・贅沢品は、日本と同様か、それ以上です。

北京の秋葉原と言われる「中関村」のIT製品も、日本の販売価格とほぼ同様です。また、マクドナルドやケンタッキーは二人でちょっと食べて40元(1元は約15円、三人でたっぷり食べて100元ですので、だいたい日本と同じ感覚です。セブンイレブンの商品も日本と同額、中国人向けの温かいお弁当のみ少し安くなっています。地方の物価は、全体的にこれよりは安くなっていると思われます。

中国へ出張/旅行の際は、ぜひ参考にしてください。

 
中国トイレ事情

最近は、2008年にオリンピックが開催される北京だけでなく、地方都市でも、高速のサービスエリアやガソリンスタンド、レストラン等、かなり多くのところで、一つ一つにドアのある水洗トイレが備わってきています。手洗い場は、自動で水が出てくるところもあります。けれども、そのドアが壊れていて鍵がかからないということも多いので、めげないでくださいネ。(不思議なもので、仕切りのないトイレでするのは平気でも、ドアのあるトイレの鍵が壊れているのはとても不安です)

また、ホテルや高級百貨店でもない限り、トイレットペーパーはないことが普通ですので、中国を移動する際は、ぜひティッシュを多めに携帯してください。車で移動する際などは、トイレットペーパーをまるごと持参し、使う分だけ切ってトイレに行くのもよいかもしれません。(実際、大きな公園などの有料公衆トイレでは、トイレットペーパーを分量だけ切ったものが手渡されることがあります)さらに、中国では、ホテルでもトイレットペーパーの芯は太く、紙の量は少なく、場合によってはすぐにペーパーが切れてしまうのですが、かといって、夜中に持ってきてもらうのもはばかれますし、スーツケースに一つ、予備を忍び込ませておくのもいいかと思います。

公衆トイレのレベルはその国の文化のレベルを表しているともいえますが、中国の公衆トイレ事情はといいますと、がんばっているようではありますが、機能面も衛生面もまだまだだといえます。

 
北京コンビニ事情

中国では、コンビニは便利店≠ニ言われています。北京のセブンイレブンは、こじんまりとしていて品数も少ないものの、店構え、商品構成、価格は日本と同じです。コンビニは、独身あるいは単身ビジネスマンの強い味方ですので、日本人が現地に駐在するとなると、最初に確認するもののひとつかとも思われますが、お客もまばらで、日本では地方のコンビニにも感じられるような活気や楽しさに欠けます。

そんな中で、中国のセブンイレブンでお勧めなのは、中国人向けお弁当です。おにぎり等もありますが、冷たいものを食べない中国人用として、温かいお弁当が売られています。お惣菜が10種類ぐらいで、それぞれ確か6元(1元は約15円)、お惣菜を買った人には、ご飯はプラス1元でつけてくれます。しめて7元です。ご飯単品ですと、少し割高になります。また、お惣菜は、ひとつの容器に1/2の量ずつ2種類入れてもらうことも可能です。

ところが、これを地元の中国人に食べてもらったところ、「これは中国の味ではない」と酷評されました。けれども、日本人にはまあまあいけると思います。おでんもありますが、中国人がおでんを食べるのかどうかは疑問です。

店員は、態度も感じもよく、お弁当のことを質問しても親切に答えてくれますし、おでんの汁がこぼれたりなどしたら、さっとビニール袋を新しいものに取り替えてくれます。そして、にっこり笑って送り出してくれます。

日本では、コンビニはいまや文化・経済の象徴ですが、北京のセブンイレブンは、中国人の文化にはまだ浸透していないようです。が、それは、温かいものしか食べないという中国人の食文化の影響が大きいのかもしれません。中国人には、チンして食べる、という習慣さえないからです。夕べの水餃子は、翌日には、焼き餃子にアレンジし直して食べるのが中国人です。

ですから、北京のセブンイレブンでは、おにぎりやお弁当についているシールを集めてディズニーのお皿をもらおう!などというキャンペーンを繰り広げても、集客効果はないかもしれません。

 
中国ファッション事情

1996年当時は、日本人と中国人のいでたちは明らかに違いました。顔つきが似ている日本人が中国人に見られないのは、服装も髪型もまったく違うからと言われました。数年前も、まだまだ差がありました。けれども、いよいよ、北京のような大都市では、若い女性のファッションは、日本と大差がなくなっています。

例えば2006-2007年の冬、日本でも大流行したブーツイン(ロングブーツの中にデニムなどのボトムスを入れて着こなすファッション)は、リアルタイムで流行していました。寒い北京の冬に適合しているというのもあるのでしょう。その数は、日本で見るよりも多かったほどです。

10年前には夜の商売女≠ニ決めつけられ、数年前でもほとんど見かけなかった冬の北京のスカートスタイルは、まだまだ少数派とはいえ、現在、確実に増えてきています。たいていは、ロングブーツとの組み合わせです。スカートだけでなく、ついに、ハーフパンツ(ここしばらく季節を問わず流行していて、中高生をはじめ、20〜30代のOLのあいだでもスタンダードに昇格した膝丈のパンツ)まで出現しています。

以前は、服はいろいろあっても、センスのいい靴やバッグはありませんでした。けれども、靴に関してはかなり進化してきました。バッグはまだまだだと思います。ヴィトンやグッチはたまに見かけますが、日本のようにいろいろなブランドが浸透しているわけでもなく、安くて可愛いものが豊富にあるわけでもなさそうです。

髪型も、10年前はストレートロングが圧倒的主流を占めていましたが、数年前にはカラーリングや梳いた髪も出始め、現在は、茶系のニュアンスのあるロングヘアが主流になりつつあります。メイクに関しては、例えばスーパーでもグロスが売られているほど、日本とアイテムに大差はないのですが、センスや技術は、まだまだ研究熱心な日本女性には敵わないように思います。

書店でも街角でも、日本のリメイク版もしくは真似と思われるファッション雑誌が並べられていますし、パッと見、日本人か中国人かわからない女性が確実に増えています。全体的に洗練されてきたということです。その現象は地方都市や農村においても同じで、垢抜け度は落ちるものの、雰囲気としては同様です。

このように、20〜40代の女性のファッションが確実に進化を遂げている一方、男性または年配の女性までは行き渡っていないようです。日本では、60代・70代の女性はパワー全開で、ひとつの文化を作るぐらいの勢いがありますが、中国では、その年代は立派な老人です。また、男性のおしゃれはいまひとつ元気がなく、女性に押されている感じで、いわゆるイケメンもまだまだ少ないように思います。何処も、経済は若い女性が引っ張っているということでしょうか。

ところで、中国は、ビジネスファッションも、全体としては日本よりカジュアルであるように感じます。職種によってはスーツにネクタイですが、企業の社長でも、秘書でも、プロジェクトマネージャーあたりでも、日曜出勤のようなラフないでたちであることも多いようです。また、スーツであっても、ブランドもののニットを着ていても、男女を問わず、中国の防寒着は、いまのところダウンが圧倒的多数を占めます。ですから、ウールのコートやトレンチですと、どんなに素敵なものでも、より現地に馴染むという意味では浮いてしまうかもしれません。

それから、現地の婦人服ですが、中国人女性の平均身長が日本人女性よりも高いということなのでしょうが、160aぐらいで最も小さいサイズですので、小柄な女性ですと、現地調達が難しいこともあるかもしれません。その場合も、そごうや伊勢丹、イトーヨーカドーなどの日系デパート等でしたら問題はないと思います。

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