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北京レポート
北京レポート
第2回/中国のことは中国にまかせる
オンナ行政書士・まりつの中国ビシネス(?)ずっこけ奮戦記(1999年1月10日〜15日)

こんにちは。加藤です。 とろい私は、「1」を二度送信してしまったようす。 すみません。

「哥(ガ:お兄さん、お兄ちゃん。哥哥と同義語ですが、 呼びかけの意味が強い)! まだ着かない? どのへん? 哥哥の家と近いの?」 私は、彼の家に泊まりたい(中国人の家に泊まってみた いという好奇心)とも思ったのですが、やはり迷惑をかけ ることになってしまいますし、仕事のことをあれこれ集中 して考えなくてはいけないので、ホテルに宿泊することに決めていました。 「もうすぐだよ。・・・ほうら、まりつ、着いたよ!」

彼が探しておいてくれたホテルに到着です。 「北京明宮ホテル」(北京市朝陽区、TEL:001(KDD 使用の場合)-86-10-6427-3355)です。 1泊288元(=約¥4,320)で、外国人が滞在できる 北京のホテルの中では、一番安くて安全かつ快適で、 しかもその快適さはもっと値段の高いところよりときとして上だという、彼の自信・お勧めのお得なホテルです。 おそらく ★★ ぐらいですが、これは「地球の歩き方」にも載っていない穴場情報かもしれません!

安さを求めるなら、もっと安いところもあります。けれども、安全面でまず不安がありますし、外人が宿泊できない場合も多くあります。

快適さを求めるなら、ステキなホテルはいくらでもあります。1泊¥50,000の王子様・お姫様気分なんていうコースも!

ちゃんとお湯もでます
《ちゃんとお湯も出ます》

けれどもそんな余裕のない加藤は、「安くて安全+お湯 のシャワーとドライヤー(中国のNational製です。日本のドライヤーは変圧器を使ってもどうしても壊れてしまい、半年間で2,3個だめにしました)のできるコンセントあり」というやっかいな注文を彼にしたです。中国の心やさしき哥哥は、はるばるやって来る日本わがまま妹妹 (メイメイ:妹)のために、「快適」という条件まで自らに課して骨を折ってくれたのでした。

現地=中国へ行ってからホテルを探す方はあまりいらっしゃらないと思いますが、もしその場で選ぶ場合は、実際 に部屋を見せてもらって、いろいろ見て触れて確かめ、気に入ったら決めるとした方がいいかと思います。

実際に泊まってみて、なかなか快適でした。快適だけどちゃんと「中国」という感じのするホテルでした。(シングルは空いていなかったので)ツインルームに一人でしたし、タオルやシャンプーなどもありました。 24時間体制で、ロビーには警備員、各階に受付けが配置されています。 キーはカード式でした。ときとして、高級なホテルでもモノがなくなることがあるのが中国ですが、そんなこともありませんでした。

私が安心できたのは、地元の中国人が一緒に来てくれることによって、この日本人は中国人と通じているんだな、とホテル側に認識させたためもあったと思います。これは大きな効果を発揮します。

皆様には、もっとリッチな選択肢がおありかと思いますが、もしこのホテルを利用されようという方がいらっしゃいましたら、よけいなお世話かもしれませんが、よろしければ、いついつ宿泊した加藤の関係者、とおっしゃっていただければと思います。 ちなみに、加藤は次回以降もここを利用するつもりです。(※優遇されるという保証はありません。)

さて、部屋に着いて、もらったチョコとヨーグルトを食べ、お茶を飲み、日本へ無事到着の電話を入れた後は、 数時間にわたって、彼に、今回私が北京へ来た目的と今後の計画を説明しました。 彼に援助・協力を依頼する私としては、まず自分の意図を正確に理解してもらう必要があったからです。

私が彼に望んだことは、運転と通訳(といっても、彼は日本語はほとんどわかりません。では、どうやって通訳をする のか? ・・・中国語で中国語を訳す=正に歩く「中中辞典」 的役割を担ってくれるのです。もちろん、私自身も中国語で相手に話をしますが、やはりうまく伝わらないことがあります。そういうとき、彼は私の意を汲んで話してくれるのです。逆に相手の言うことがよく理解できないときは、わかりやすく説明してくれます。本当に頼もしい存在で、彼がいれば言葉の不自由はまったく感じない・・・日本語を話すのとほとんど同じ感覚でいられるので、彼に頼っていると自分の中国語は上達しないな、と危機意識を感じるほどです)でした。

が、聡明な彼は、交渉の面でも私を助けてくれました。 日本人の私では気がつかない観点から、こちらが頼まなくても自分で察し、話をつけてくれたりするのです。

「中国のことは中国人に任せる」というのは、ひとつはこういう意味なのです。

それは、たとえ言葉を話せても、ある程度中国を知ってい ても、中国の事情、文化、習慣、やり方を、中国人以外の人間が中国人と同じレベルで理解することはできない、という当然にして根本的な事実に基づくのです。

そして、「任せる」ことは同時に、信頼関係のもとに成立します。私たちの場合、話をしなくても通じるほどお互いの考え方・人間性を理解しているところから、それが可能になるのです。

(弟一人、妹二人を持つ彼は、私を「一番小さい妹」と言いますが、私たちはもしかしたら本当に兄妹かもしれません。でも、そうなると、異父母兄妹? 異国兄妹?)

「夕食は、家内が君の大好きな水餃子を作るから、おいで。いっしょに作ろう。彼女に教わるといいよ。」「本当!? うれしい!」 日本で幾度となく失敗に終わっている水餃子の作り方をマスターすることも、今回の目的のひとつ(?)でしたので、 思いがけず早く訪れたチャンスに、私は急に元気になったのでした。

つづく

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