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北京レポート
北京レポート
第4回/日中パソコン・ミニ交流
オンナ行政書士・まりつの中国ビシネス(?)ずっこけ奮戦記(1999年1月10日〜15日)

こんにちは、浦和の加藤麻里子(チャートン マリツ)@ 老北京人(ラオペイチンレン:北京っ子)です。

管理者の伊藤さん、レスありがとうございました。とてもうれしかったです。 弘前の石田さん、「北京レポ」を待っていてくださるなんて感激です。 私のアカデミックでもなく、芸術的香りもない「北(ペイ) レポ」を読んでくださる方々がいらっしゃるなんて・・・! これからもお暇がありましたら、どうぞ読み流してくださいませ。

さて、第4話。

前から楽しみにしていた飛飛(フェイフェイ)のWindows(=中国のパソコンというもの)を見せてもらいました。パソコンは中国のメーカーのものです。

飛飛は嬉しそうにいろいろ見せてくれます。 子どもが言葉を学習するときの飛び出す絵本のようなゲームとか、「タイタニック」の音と画面を取り込んだものとか、英語:中国語の辞書とか・・・。

飛飛の自慢は自分で作ったというその「タイタニック」なのですが、彼のひねくれ者の父は、息子のお気に入りにああだこうだとケチをつけます。

私は別に、年下のデカプリオが特に好きというわけではないのですが、おとなしい飛飛がいいように言われるのが悔しくて、哥哥にきーきーとまくしたてます。

「あなたは感性の鈍った「お年寄り」(注:40代の彼を本気でそう思っているわけではありません。からかっただけで す。私の本心は、石田さんのお誕生日にあたってのメッ セージのほうです。)だから、きっとその良さがわからない んだわ。「タイタニック」の何がいけないの? 自分の趣味をあまり人に押しつけないほうがいいと思うけどな!」

言い返せなくて、彼は話題を筋からそらせます。「まりつは、TVの上にのっているあの「さる」によく似ているね。」 「そう? ありがと。このおさる、なんてかわいいんでしょ!」

「君の電脳(ティエンナオ:パソコン)はどこの?」 父子が聞きます。 「IBMよ。私、IBMが好きなの。前から、買うなら IBMがいいって思ってたの。」

以前、会社でワープロをしていたとき、IBMのはキーボード のタッチが適度に重くていいなと思ってから、何となく IBM にこだわるようになってしまったのです。ピアノの場合もそうですが、重さのあるほうが自分の指に馴染むのです。

「いつごろ買ったんだっけ?」「う〜んとね、去年の5月かな。」

実は、この父子が一昨年の暮れごろすでに購入していて、 私も負けてなるものか(?)と対抗したのです。

「軟件(ルアンチエン:ソフト)は何?」「飛飛と同じ Windows 95だよ。」

飛飛は自分であれこれとできるようですが、まりつはといいますと、まったくだめです。 パソコンの中身というものが全然わかっていないのです。

パソコンを購入したときの組み立てと立ち上げは叔父 (彼も「微妙なお年頃」のひとりです)にやってもらい、IGKに加入するためのインターネットに関しましては、ご存知のように(?)福岡の音丸さんによる電話指導 → 地元浦和の小栗さんによる出張立ち上げをしていただき、 それでもなおMLへの自己紹介ができず、また別の方におそわり、 やっと自己紹介ができた後も、署名のしかたがわからずいろいろな方から助言をいただき、「レスって何ですか?」とIGKの皆様にとっては「愚の骨頂」ともいえるべき質問を平気でし、中国派の方々のアドバイスで中国語のソフトを購入したは いいけれど、導入できないのでまた別の同業者の方にやっていただき・・・なのにいまだに「Chinese Writer V4」は使用可のメドも立たず、その彼には朝晩土日おかまいなしに、うまくいかない、壊れたとパニックに陥るたびに泣きつき、送信できないのです! と騒いでは管理者の伊藤さんにご心配をしていただき、 最近では「アドレス帳」なるしごく便利な存在を東京の岡部さんによって初めて知り・・・。

本当に私ほど皆様にご迷惑をおかけしながらパソコン操作をしている人間も、IGK広しといえども他には見当たらないのでは・・・まったく、ひんしゅくをひとりで背負っている、おそるべし鈍き加藤です。

「では、加藤はいったい何ができるのだ!?」

音丸さんからのお年賀状では、「初心者の加藤さんであるにもかかわらず、なぜにすごい量の書き込み・・・」という疑惑を持たれてしまいましたが(でも私は全然書かない、とき として開けないときと・・・これも伊藤さんに「マメに開けましょうね」と注意をいただいてしまいました・・・熱心に書き 込むときとムラがあります)、

「はい・・・加藤は打つのだけはちょっと速いです。」

というのがその真相です。

さらに、「貧乏なので、パンフも名刺も年賀状も苦心の末の自家製 です。」と付け加えさせていただければ、これぐらいが加藤の実力の実態です。

ですから、何となく操作しているだけのあやしい私にとって、 飛飛のように中身・裏の事情までわかるという人は尊敬に値するのです。

「飛飛、あなたは今何をしているの?」 昨年12月に19歳になった彼(冬生まれの息子に雪飛( シュエフェイ)と名づけることでもおわかりのように、彼の父はかなりのロマンチストです)に近況を聞きます。

「今、自動車教習所に行ってるよ。明日、卒業試験なの。」

以前、中国の普免試験はたいへん難関だったそうです。 というのは、メカについてまで及んだからです。車の様子が おかしいと言ってはあれこれと器用に修理する飛飛の父に、 以前尊敬の気持ちをこめて質問したところ、そういう答えが返ってきました。 現在はメカニズムや修理についての試験はありませんが、 でも3次試験まであるそうです。

飛飛は父譲りの鋭さ・器用さで、これまでのところ楽々と進んできているようです。

ちなみに、鈍い加藤は普免を持っておりません。

学生の頃、「悪いことは言わないからやめたほうがいい。」と みんなに言われて・・・。

開業したしたての昨年6月、埼玉の大先生に「私、早く申請取次の資格がほしいのです!」とのたもうたところ、 「行政書士としては申請取次より、普免のほうが先でしょ。」 と言われてしまい、 そこである人に「私も取るの!」と鼻息を荒くして決意表明したところ、ちょうどそのときすごい勢いの対向車が来まして、「こわいよ! 私だったら止まっちゃう!」 と叫んだら、「やっぱりまりこちゃん、やめたほうがいいかもね。」 ・・・。

「コンピューターの(専門)学校は終わったの?」「うん、もう卒業したよ。」「じゃあ、そういう関係の大学に行くのがいいんじゃない?」「そうなの。行きたいと思ってる。」「どういう学科が好きなの?」「数学! 僕はこれが大好きなんだ。」「あとは?」「化学に物理。」・・・!!

ああ、飛飛(完全理系人間)は私とはまったく違う人種なんだわ。私なんか、自慢じゃないけど、高校のとき地学で「2」 (10段階評価)とったもの。 私は東大卒の地学の女の先生に嫌われていました。 ある授業中「セブンティーン」を読んでいたのがばれ、取り上げられた私は懇願しました。「でも先生、それは友だちのなんです。だから、返してください。」「だめよ。甘いわね。自分で彼女にあやまれば?」もともと「3」か「4」のところを、その一件で「2」まで落とされてしまったのです。

「たしか行政書士の試験には数学や科学系の問題もあったはず。では加藤はなぜに通ったのだ?」

「はい。理数系は、できないので潔くあきらめ、他の科目に賭けてみることにしました。」

「賭けをするほど他のものができたのか?」

「いえ。ただ、やはり高校のとき、政治・経済の老先生が毎回なぜか「チェコ・スロバキアの大統領は?」と聞くのですが、「チトーです」といつも答えられた私は、その老先生からは好かれていました。」(※「チトー・・・」のくだりは第5話を参照してください。)

3年のとき、担任の先生に進学相談をしていましたら、横からその「チトー」先生が、「き、き、君は大学よりも「アニメの声優」になったほうがいいんじゃないの?」とにこにこしながら勝手なことをおっしゃいました。

私の声は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「もし もし」と電話に出ますと、「お母さんいらっしゃいますか?」。 新聞の勧誘なんかでしたら、「今、ママいないから、わかりません。」と言っておけば素直に納得して帰って行く・・・。 というようなものです、と補足説明しておきます。

実は、当時住んでいた家のすぐ裏の高校が試験会場でしたので、「こんなに近い私はきっと有利にちがいない。」という不純な動機で行政書士試験を受けた私です。

「飛飛は理系の大学だね。」「うん。やっぱりコンピューターを勉強したいと思ってる。」「他の科目は?」「英語は嫌い。」「でもこれからは英語は必須だよ。」「うん、そうだよね。」「あとは?」「文学なんかも大好きだよ。「ロミオとジュリエット」とか。」飛飛は、ちょっぴり恥ずかしそうにおしえてくれます。

顔や体格だけでなく、メカに強いところもロマンチストなところも、飛飛は父親似です。

一年前は、勉強しないって哥哥は飛飛を怒っていましたが、 ずいぶん立派に成長したんだなあ、と感じました。

「よかったね、哥哥。飛飛がやる気になって。」 「でも大学に行くには予備校に行かないとね。とにかくこいつは怠けてしないから。何かといっては、友だちとつるんで遊んでばかりいる。」「遊んだっていいじゃない。飛飛はすごくいい子だよ。それ に前は目標がなかったからだよ。今は自分の方向が見えてきたし、男の子はやる気になったらすごいよ。」

「さあ、まりつ。餃子の皮を作って包みましょうか!」 姐姐が材料を運んできました。(ほとんど脱線状態ですみません)

つづく

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