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北京レポート
北京レポート
第15回/Tianjin(天津) Report
オンナ行政書士・まりつの中国ビシネス(?)ずっこけ奮戦記(1999年1月10日〜15日)

きのうは中国の最大行事、“春節”でした。加藤麻里子@日曜日は執筆活動? いつまで持ちこたえられるか「“週刊”北レポ」発信者です。

 
「北京最新情報」

「北レポ 1」に登場されましたJICAの通訳者Yさんによりますと、昨年11月、関空に似た近代的な“北京新空港ビル”がオープンしたということです。でもそこは中国のこと、ただただ「箱物はでかい!」という印象だそうです。まりつも早く見たいよ〜。

 
「Beijing Report 15」(番外編) Tianjin(天津) Report

北京から天津(ティエンチン:てんしん)までの道のりは、南東へひたすらまっすぐ137km、車で2時間ぐらいです。閑散とした農村を通る高速道路を走っていきます。列車も出ています。特快で北京から約2時間、上海からでも20時間、北京〜天津往復は日帰りOKです。

ですから、北京へ行かれたら、もし余裕があれば、ぜひ天津まで足をのばされることをお勧めいたします。北京に天津を加えれば、お手軽で本格的な中国の旅となることうけあいです。

さて、2時間も走りますと、突如としてもわーっとしたグレーの街が浮かび上がってきます。それが天津です。

天津というと、私には「もわー」「グレー」「ごちゃー」というイメージしか思い浮かばないのですが、それもしかたのないことかもしれません。 天津っ子でさえ、「世界のどの都市も天津よりはきれいだろう!」と言うのだそうです。

天津は中国で4つある中央直轄市のひとつで、中国第3の都会です。20世紀初頭、日本を含めて8か国の租界がつくられ、その名残の西洋建築物が多く残っているものの、乱開発された結果、曲がりくねって入り組んだ、非常に複雑な街となってしまいました。これが「ごちゃー」の原因です。

天津は北京の東の玄関の役割を果たしています。南北陸路の交通の要衝である天津駅は、市民の誇る名所です。そして、天津港と天津新港があり、国際・国内空路も開けていて、海陸空交通すべての便がよいことが、天津の商工業都市としての地位をゆるぎないものにしています。

天津で有名といえば、周恩来と包子(パオズ:肉まん)でしょうか。「北京へ行ったついでに、包子を食べにちょっと天津まで足をのばしてきたヨ」となれば、かなりの中国通とみられること間違いなし? です。

 
天津の食べ方(その1)

天津へ行けば、日本人が必ず食べるといわれるのが「狗不理(コゥプリ:「狗も食わぬ」というネーミングの包子のチェーン店です)」の肉まんです。
日本で売られている肉まんとは違い、小ぶりでジューシーです。味はバラエティーに富んでいて、お肉だけでも何種類もあり蝦などの海鮮味もあったりして、ひとつの味につきたしか10コぐらい蒸篭に入って出されます。味の豊富さと小さめが災いして、これがいくつでもいけてしまうという恐ろしさ!あっというまに要ダイエット状態になってしまいます。

「狗不理」は国内外に約80支店、東京にもあるそうです。こうなると、なんとなくありがたみがなくなってしまいます。

 
おまけ食情報

包子に似た味なのですが、私は北京でよく「中国風ピザ」を食べました。挽肉をこねて延ばしものが薄皮に包まれて焼かれた、ちょうど大きさと形がピザに似た食べ物です。名前がわからないのですが、これもグーです。

また、北京では本物のピザも食べることができます。私は「東京の浪漫」とかいうへんてこな名前のピザを注文しました。でも、こういうおしゃれな洋物は値段がはります。そして、こういうお店では必ずと言っていいほど、ブランドもので身を固めたおしゃれな中国人カップルをウォッチングすることができます。というわけで、「負けてなるものか!」と大和なトレンディーをペイチン・デビューさせたい気分のときは、ピザ屋に限ります。

し、しまった!ここまで書いて気がつきました。「天津レポ」でこそは食べ物の話題には触れないんだったわ。「点心レポ」or「天津丼レポ」って言われちゃう。うーー、仕方がない! この際いさぎよくあきらめて、食の話題を極めよーではないか!と開き直るまりつ。

 
天津の食べ方(その2)

天津でもうひとつ有名なお店に、フルーツパーラーがあります。「三毛餐斤」といって、たしかアーケードの南市食品街の2Fです。肉まんによる胃拡張状態もなんその、その苦しさを癒せるのはスゥイートにしてまったりしたパフェしかありません!「北レポ 7」中国式消化促進作業で学習済み(?)です。

 
天津の不思議(その1)

天津というと「天津甘栗」でしょうが、なぜか甘栗は見たことがありません。忘れられないのは、ウサギの丸焼きを吊るしてある怪しい屋台がいくつもあったことです!なんか残酷な感じがして、私はとても正視できませんでした。

 
天津の不思議(その2)

そういえば、「天津丼」なるものは実在するのでしょうか?今度はぜひ、この謎に迫ってみたいと思います。

 
天津の不思議(その3)

北京では見かけたことのない日本からの団体さん(ロシア人観光客にはしょっちゅう出会います)ですが、天津ではわずかの滞在期間で何組もに出会いました。いま考えますと・・・天津の街は狭いから当然なのです・・・。

 
天津の歩き方

数時間あればざっとひとまわり、ひととおりの天津を見ることができます。

さて、肉まんと並べられてしまった偉大なる周恩来さんですが、彼が1913年から1917年の中学時代をここで過ごしたということで、天津には周恩来記念館があります。「周恩来青年時代在津革命活動記念館」という、長くて立派な正式名称がついています。

天津には、中国の他の都市のような歴史的名所旧跡はあまりありません。けれども、中国の近代史がお好きな方にとっては、興味深い街かもしれません。まだそこに歴史が息づいている感じがします。「天津市歴史博物館」や「大沽口砲台遺跡」を回ってみるのはいかがでしょう。1326年に建立された「天后宮」は、天津の歴史よりも長い廟です。

天津を歩こうと思えば、このように歴史に触れた後は、「〜街」と名のつくころをぶらぶらするのがいちばんです!「(南市)食品街」「「旅館街」「服装街」「古文化街」などなど。

天津には「伊勢丹」もあります。一瞬、日本へのノスタルジックに浸ってしまいます。南京路の吉利大厦(チーリーターシャー:「吉利」は縁起がいいの意)内にあります。目の前の南京路には歩道橋があり、その反対側で買ったチューペットのようなアイスがおいしかっタ!「天津伊勢丹」にはブランドがいろいろ入っています。

また、(あまりあてにできない?)地図を片手に「平安道」「建国道」「進歩道」「自由道」「民族路」「民主路」などなど、中国の香りのする迷路のように入り組んだ“道路”をひとつひとつ制覇していくお散歩作業も、天津らしい歩き方といえると思います。

こんなふうにして、迷いながらぐるぐるまわっているうちに、きっとワタシたちは“迷(?)天津通”を極めることになるのでしょう。

つづく

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