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北京レポート
北京レポート
第22回/「麻里子」現る・・・?
オンナ行政書士・まりつの中国ビシネス(?)ずっこけ奮戦記(1999年1月10日〜15日)

(こそこそ、しずしず、おずおず・・・) 「ペイレポ」発信者の加藤麻里子@1ヵ月半ぶり以上です。

先日、GGから国際郵便小包が届きました。頼んであった中国法の本です。(あんまりごっついものだったらどうしよー、利用するより前に挫折して、宝の持ち腐れだわ)と心配していたのですが、ペーパーバックなので、天然ぐーたら者のまりつでも読む気が起こりそう。

まずはメデタシメデタシ。 さっそく翌日の朝、GGにお礼の電話をしました。

フートンの路地ではみがきの図
《フートンの路地ではみがきの図》

お礼を言ってから、最近の仕事の報告をちょっとします。「詳しいことはまたあとで手紙に書くからね!」と私。 電話の向こうでは押し殺したような笑い声が漏れます。 まりつもデ・ヘ・ヘ・ッと思わず照れ笑い。

なぜって、「手紙書くね」と言って私が本当に書いたのは、この3年間でたぶん1回しかないからです。それも絵ハガキ1枚・・・!(律義なGGは10通ぐらい送ってくれたのに)

ついついお手軽・お気楽な電話ですませてしまいます。 でも、今年こそは国際電話代を抑え、中国語を勉強をするためにも、バシバシッと手紙を書くよー! と毎度決心だけは勢いのいいまりつです。

「Beijing Report 22」 「麻里子」現る・・・?

一九九九年一月十三号(星期三)(1999年1月13日(水))

北京滞在4日目。朝9:00起床。

まりつ:なーんか憂鬱な気分だよっ。

麻里子:なにが?

ま:夕べのことがどーも腑に落ちないんだな。

麻:うまくいったんじゃなかったの?

ま:それならもっとすっきりしてるはずだよ。

麻:なにか引っかかるものがあるってこと?

ま:どーも裏があるような気がしてならない。

麻:なぜ? 夕べはずいぶんと調子づいてたみたいだけど?

ま:やーっぱ、それがまずかったよっ。

麻:裏があるという根拠でもあるの?

ま:眼鏡の奥の不敵な薄笑いが見えるんだよっ。

麻:それだけ?

ま:それがいまも見えるってことは裏があるってことだよ。

麻:ない頭をふりしぼったから、疲れてるんじゃない?

ま:それはなかなか鋭い指摘だよ。

麻:もう一度確認してみたら?

ま:そーしよーかねぇ。

領事館に確認の電話。天津のLさんに探りの電話。GGに同意を求める電話。

ま:考えれば考えるほど深みから脱け出せないよ!

麻:あり地獄状態ね。

ま:きのうのあれは、いったいなんだったんだろうね?

麻:天国から地獄へ急直下ってわけね。

ま:うーーーっ、やっぱりこれは紛れもない「ぱにっく」だよっ!

麻:そういうときは、レポート用紙広げて整理してみるに限るわ。

そうだ、夕べの3時間について、いままでの経過や相手の考え、引っかかる点などを書き出してみようではないか!そうして、哀れかな、ますます憂鬱度が増してきたまりつなのでした。

ま:うーーーーっ、だいたいねっ、そもそもねっ!

麻:そもそも?

ま:中国人相手にそんなにうまいこと交渉できるわけないんだよっ。

麻:いい気になって「忍法」だなんてやってたけど?

ま:しょせん太刀打ちできるはずがないんだよ。

麻:なぜ? 無敵の「忍法行政書士の術」じゃなかったの?

ま:相手は四千年の歴史だよ、四・千・年!

麻:まー、いつからそんなに謙虚になっちゃったの?

ま:騙されたふりしながら私を安心させるという手だったんだよ。

麻:まんまと罠にはめられたってこと?

ま:だとしたら、裏の裏まで読めなかった自分の失敗だよっ!

麻:中国人はそうそうカンタンには本音を出さないものねえ。

ま:あの「目」には、もっと用心深くいくべきだったよ。

麻:もしかして、まりつ惨敗ってこともある?

ま:その可能性大だよ、情けないよ、がーっくりだよっ。

夕べのお祭りさわぎはどこへやら、ほとぼりさめて我に返ると、ほどけない重い空気に縛られてどうにもできないまりつなのでした。

つづく

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